いつも情報交換をしているある小学校の校医さんから次のような相談を受けたことがあります。

 

生徒(低学年)が秋口になると微熱が長期間続くのだが?」という相談です。

 

これはいろいろ検査をしてみても何も原因らしいものが見つからない。

 

それでも二ヶ月も微熱が続くので、「もしかしたら結核ではないか?」と誰でもが考えるのですが、そうでもない。

 

このようなはっきりとした原因が分からないけど、いつまで経っても風邪が治らないとかなぜか体調が悪くて体がだるくキツイとかそういう経験をされた方は沢山いると思います。

 

なぜそのような事が起きるのか、その原因は何なのか見ていきましょう。

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どういう時に身体は熱を出す?

この生徒はまだ完全に泳ぎをマスターしていないので、プールや海水浴に行っても腰から下だけ水の中に入って遊ぶのだそうです。

 

後で分かることですが、健康の大原則である「頭寒足熱」になっていなかったんですね。

 

それでも外気が熱いうちはそれで済んでいたのですが、秋口になり外気が涼しくなると、気温の低下に合わせて身体は冷えを感じ始めるのです。

 

そこで身体の“恒常性”というものが働いて、身体がこれ以上冷える事で体調を壊さないように自動的に熱を作り出しています。

 

ところが親や私たちは、子供が風邪を引いたりして熱が出ると、「熱があるから下げて安静にしないと」いうことで解熱剤を与えて下げようとしますよね。

 

身体の方はせっかく熱を出して体に入ったウイルスなどを撃退させようとしているのに、解熱剤で体温を下げてしまったら余計に病気が治りづらくなってしまいます。

 

そんなことをされてはたまらんと解熱剤が切れ始めると、身体はまた熱を出すということをします。結果的に微熱がいつまでも続いてしまいます。

 

このような場合はどうしたらいいのかというと、答えは単純です。お風呂に入って下半身を温めることで体の芯まで温めることを行うと風邪などの症状の回復が早くなります。

 

上の小学生の例でも分かる通り、自分では「冷え」があるとは気づきにくいものです。

 

そこで自分に「冷え」が有るのか、無いのを見分ける方法を紹介しましょう。

身体に冷えがある人は冷暖房の効いた部屋は苦手!その訳は?

冷暖房の効いた部屋は上の方の空気が温かくて、足もとの空気はより冷たい空気が溜まっています。

 

この上下の空気の温度差は想像以上に大きくて、上下で10度以上のこともあります。

 

頭が熱くて足元が冷たいのは、健康の大原則の「頭寒足熱」の真逆の現象になっているのです。

 

上記のような部屋に入るのが苦手な人は、普段は自覚していない「冷え」がより増強されて酷くなるので、冷暖房の効いた部屋は本能的に苦手なんです。

 

例えば、丼物や麵類を食べると、暖房の部屋で暑い空気を吸ったのと同じ状態になり「水洟=みずっぱな」が出る人は「頭寒」ではなく「頭熱」になっていて「足寒」になっているのです。

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どんな人が潜在的に冷えを貯め込んでいる?

その他に次のような人は「冷え」が溜まっていると思ってください。

1)のぼせやすい(上半身、特に顔が赤くなり、汗が出やすい)
2)暑がり
3)直射日光が苦手
4)熱い風呂が好き

この4例よりも重度の「冷え症」の人は「寒がりの人」「汗の出ない人」です。

もう一例、気が付きにくい冷えの例を挙げておきましょう。

 

子育ての時、赤ちゃんが泣き止まないで困った経験は多くの人が持っています。

 

その解決法を考える前に、赤ちゃんの「泣き」の原因をみてみましょう。

1)お腹が空いている。
2)暑苦しい。
3)寒い
4)着物が肌に合わない。
5)オムツ汚れ。

などなど色々と考えられますが、次のような場合も「泣き」の原因になっていることが意外に多いのです。

意外と気が付かない服装の間違いが「泣き」の原因では?

服装の悪い例として赤ちゃんが寒いからと厚着させていても、下半身は半ズボンと裸足にしている。

 

これは真逆の服装です。頭寒足熱の原則とは違いますよね。当然ですが下半身は「冷え」ます。

 

このような時は下半身を温かくして、上半身だけを涼しくしてあげるのが正解です。

 

赤ちゃんは「頭寒足熱」を本能的に知っています。

 

いかなる時も「頭寒足熱」は健康の大原則です。

 

健康の原則「頭寒足熱」。

 

毎日健康でいたいなら、自分の冷えを判断する方法としてこれは知っていて損はありませんよね。