まず慢性腰痛の問題に入る前に、身体の恒常性(ホメオスタシス)というものについて理解しておきましょう。

 

恒常性とはなにか?ということですが、百科事典では次のように説明しています。

 

恒常性とは、生物が外部環境の変化や食べ物による影響を受けたとしても、身体の生命機能を一定に保ち続けることが出来る機能の事。これがあることによって常に生命維持を保とうとする仕組みができます

 

その体の状態を一定に 保って生存を維持する現象では、血糖値を一定にしたり、体温を一定に調節したりといろんな機能が働いています。

 

逆にこの機能が備わっていなかったら、私たち含めて恒温動物はちょっとした環境の変化についていけず、生命活動を維持できなくなります。

 

その健康を維持するために機能をしている大切な所といえば「自律神経系」ですね。

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最初に身体の恒常性の一つである体温調節について考えてみましょう!

身体の機能が正常に働く体温は?

体温の恒常性とは外気の影響を受けないで、一定の体温を保とうとする性質のことをいいます。先ほどの説明で理解できたと思います。

 

昔懐かしい(今でもありますが)水銀体温計には37℃の所に目印があります。 (デジタルの体温計もスイッチをオンにすると一度は必ず37℃が表示されます)

 

ここが正常な体温を示している部分ですね。体の機能が正常に働く体温というのは分かり切っていると思いますが、“37℃”です。

 

これ以上でもこれ以下でも正常な体温ではありません。もし、風邪などの病気にかかっているときなどは38℃など通常よりも体温は高くなります。これは体内に侵入した熱に弱いウイルスをなどを体温を意図的に上げることで、やっつけることが出来るからですね。

 

次に、体温34℃以下、あるいは43℃以上になると、脳細胞が働かなくなってしまい意識が消失してしまいます。これは気を付けるべきですね。

 

そしてインフルエンザなどで38・5℃より体温が上がると頓服(とんぷく)を処方されます。つまり体が正常に機能できる体内の温度変化の許容範囲は、わずかに34℃あたりから43℃くらいまでの間の前後“10℃”くらいです。

 

その一方で極端な例ではありますが、寒中水泳やサウナなど外部環境から受ける温度変化に人が耐えられる温度としては、おおよそ100℃近くまで耐えられるんではないかと考えられています。

 

身体内部の温度変化の許容範囲は、外部環境のそれと比べるときわめて小さいということになりますね。

 

次は血液の恒常性について考えてみましょう!

血液の恒常性と免疫・自然治癒力との関係は?

これは大いに関係ありです。人の体温は“免疫”に大きく関係しており、自然治癒力を発揮するためにはとても欠かせないものです。

 

そもそも、体温が適正な範囲内にないと生命の維持が難しくなります。

 

そのため、体温に関する知識を持っていることは健康に暮らすための必須条件になります。

 

 

体の健康を維持するために必要な免疫細胞を活性化する最適な体温は、36.5℃から37℃の範囲が免疫力や、新陳代謝が最も活発に働くベストな体温です。

 

運動が嫌いな方や太りすぎなどで歩くのが億劫になったり、そんな日常で運動不足が慢性的になると筋肉が減っていき、血液を動かす筋力も徐々に低下していきます。

 

筋肉はエネルギーを燃やす製造工場で、筋肉があることで脂肪などが体の中で燃えて体温が生産されていきます。

 

運動不足で筋肉が減り、筋力が低下したままの状態がずっと続くとエネルギーが燃えないので、体温も効率よく上げることが出来ません。

 

体温も上がらないので結局それがそのまま“低体温”の原因となってしまいます。

 

次は体温と血液の恒常性を理解した上で、実際に身体を温める方法を述べていきます。

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慢性的な腰痛を温めて改善する良い方法は?

まずは注意すべきことから話しましょう!

 

体の冷えを取るつもりで急激に体外から温めると、かえって恒常性の関係で体温は下がる方に働いてしまいます。

 

お風呂で熱いお湯に入ると後で「湯冷め」をするのと同じことです。このやり方はいけません。間違っているんです。

 

腰痛の患部を温める最善の方法は、ぬるま湯に20分から30分間ほど、ゆっくりと浸かり「ジワー」と汗が出るまで半身浴をすることです。

 

湯船の材質にもよりますが、塩を茶さじに一杯入れるとよく温まります。

 

温め方には乾熱法湿熱法の二通りがあります。

 

お風呂で温める湿熱法身体の芯から温めるので乾熱法よりもいい方法だといえます。

 

お風呂で温めた後は、腰にサラシを巻くか、腹巻をして体温を逃さないように保温するのがベストです。

 

次に正しくない温め方を述べておきます。

加温と保温の違いは?

体外から長時間温めてはいけない理由は次の通りです。

  1. 外部から長時間、熱を与えると身体の機能は全て低下してしまいす。
    体内の化学反応はほとんどが“酵素”の働きです。
    酵素は体温が正常な37度より大きく変動すると、働きが不完全なものになってしまいます。

  2. 長時間の電気カーペットやポケットカイロの使用は控えるべき。
    寒い冬などは風邪などひかないように電気カーペットやポケットカイロが必要です。
    ですが長時間使いすぎるのは、逆に酵素の働きを阻害してしまいます。従ってあまりお勧めはできません。

最後に

慢性の腰痛を持っている方は冬の寒い時期になるととても辛い思いをされてしまうんですが、上記のような知識を取り入れながら出来る範囲で取り組んで頂くと、少しは慢性腰痛の改善に役立つと思います。

 

冷えは腰痛を含めて万病の元になります。体中の血行を上手に促して健康を維持していくのが最も大切なことです。

 

私はまだ腰痛やヘルニア、慢性的な腰痛にはなっておりませんが、いつどこで突然腰の痛みが起きるか分かりませんから、常に腰回りには気を付けています。

 

仮に腰痛になったとしたら予防方法は当然ですが、改善していくにはどうしたらいいかなども取り入れていくつもりです。

 

 

辛い腰痛に悩まされている方は今回の記事を見て色々な改善方法を試してみてください。