現在日本人の2人に1人がピロリ菌を持っているといいます。名前だけ聞くと“ピロリ”っていうからなんだか可愛らしく思いますが、実はこれが結構怖い存在だったりするんです。正式名称は「ヘリコバクター・ピロリ」菌といいます。

 

ビフィズス菌のように人の体に対していい影響を与えていれば、ゆるきゃらみたいな存在になり得たのかも知れないのに、私はピロリ菌の本当の怖さを知って即座にクリニックへ除菌してもらいに行きました。

 

今回はこのピロリ菌を退治すための検査や治療方法と、除菌費用、そして除菌した後の対応について、分かりやすくお話していこうと思います。さらに、徐季語の副作用はあるのか、それと除菌に失敗することはあるのかも書いていきたいと思います。

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ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)って何者?

実はピロリ菌は胃の粘膜にずっと住みつき、胃を荒らす悪い菌なんです!ピロリ菌の本体の長さは4ミクロン(4/1000㎜)で、お菓子のビーンズみたいにクネっとねじれています。

 

頭の方(お尻の方?)には「べん毛」と呼ばれる細長いしっぽ状の物が数本ついています。ピロリ菌が移動する際にこれがくるくるとスクリューのように回転させて捻じれた自分の体をネジのように回しながら、胃の内壁を縦横無尽に活発に動きまわることができます。

感染ルートはどこから?

今現在は、道路や上下水道などインフラがきれいに整備されていますが、昔は今ほど整備されていませんでした。特に田舎の方になってくると、きれいな水を手に入れようと思ったら、“井戸”からくみ上げて、手洗いや料理、飲み水として利用してきたんです。

 

ピロリ菌の感染者は、昔に比べ今では少なくなっているといいます。当然ですが整備されたインフラや医療技術も向上しているので、元々の感染源がなくなってきているのだと思います。

 

昔はここまでの設備が殆どなかったので、外から帰って喉が渇いたときなんかは、井戸水をくみ上げてそのまま飲んでいました。(私もよく井戸水をゴクゴク飲んでいましたよ。井戸水は夏場でもとっても冷たいので、特に暑いときはたっぷり飲んでいました^^)

 

このピロリ菌というのは、土壌や井戸水によく生息しているといいます。また、衛生状態のあまりよくない地域の水道管にもいるといわれています。※さすがに日本ではないと思いますけどね。こういうものから私たちの知らぬ間に口から入って感染してしまうんです。

 

時期と主な原因は、子供のころに田舎の井戸水や衛生状態の良くない地域で水道水を飲んだことがる。また、ピロリ菌の感染経路でよく母子感染を一つの原因だと考えられているところもあるようですが、これはまだはっきりとはわかっていないそうです。

 

体の抵抗力、ここでは胃酸の強さでは抵抗力の強い大人よりも、まだ小さい子供のほうが抵抗力が弱いといわれているので、例えば食べ物の口移しなどの行為で感染子供に移りやすいといわれます。

 

私が思うのは、母親と一緒にいたその時に住んでいた環境、要するにそこの地域に家を建てて住んでいたとして、親が感染していたら恐らく子供も一緒に感染してしまう確率はグンとたかくなるんじゃないかと思いますね。

 

この菌の厄介なところは、一度でも感染してしまうと、ほとんどの場合除菌などの処置をしてもらわなければ完全に取り除くことができません。しかも除菌しなければ、一生自分の胃の中に住み続けられてしまうんです。

ピロリ菌に感染したらどんな症状が出てくるの?

ほとんどの方は、軽い胃炎でしょうか。例えば、胃もたれや食欲不振、食前・食後の胃痛、空腹時の胃の痛み等々。。。

 

でもこれらの症状って、ホントの病気なのか、ただの不摂生や食べすぎだったりの事なのか見当もつきませんよね。

 

でも、そこの切り分けが非常に難しく重要で、怖いところなんですよね。

 

ピロリ菌による胃の炎症が続くと、慢性胃炎となり、さらに胃潰瘍と進んで、十二指腸潰瘍から萎縮性胃炎、そして最も恐ろしい胃がんとなってしまうんです。

 

更には、ピロリ菌には全身の病気をも引き起こすような原因の一つも起こすのではないかともいわれ始めています。

なぜピロリ菌は胃の中でも生きていけるの?

通常私たちの胃は、鉄をも溶かす力があるほど非常に強い酸性の状態にあります。本来なら胃が分泌した消化液で胃そのものが溶けてしまいそうなのですが、そこはしっかりと表層粘液という胃を守ってくれる粘液で覆われています。

 

この粘液のおかげで私たちの健康な胃の状態を保ってくれているのですが、ピロリ菌はこの表層粘液の中に入り込んで、自分が胃液で溶けてしまうのを防いでいるのです。しかもピロリ菌自身も自分で酵素をだして膜を張り、2重に防御しています。賢いですね。

 

なので外部からどうにかして退治しなければ、自分の胃を保護することができないんです。

感染している場合はどうやって検査するの?

内視鏡を使う方法と、使わない方法の2種類があります。私が検査してもらった時は内視鏡を使いました。なんでかというと、検査と同時にピロリ菌で胃をやられていないかどうか見てほしかったからです。

 

最初に「胃が痛いんで、検査してくださいっ!」と頼んだ後に、「心配なんで、ピロリ菌がいるかどうかも診てもらっていいですか?」と頼んでやってもらい、その後に後日検査でピロリ菌が完全にいなくなったかどうかを調べるために、「尿素呼気試験法」という風船みたいな袋を膨らまし、提出して最終の診断結果をとってもらいました。

 

ちなみに、「尿素呼気試験法」という診断方法はピロリ菌がいるかどうかの判断試験の中では最も精度の高い診断方法らしいです。

 

結果というと、非常にスムーズでしたね。すんなり終わりました。よくわからない場合は、近くのクリニックに行って診てもらうように言えば、きちんと判断して診断してくれます。その方法も基本そこの院長にお任せでいいと思います。簡単です。

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ピロリ菌の除菌費用はどのくらい掛かるの?

これは検査の方法や条件、医療機関によって除菌費用は変わります。それとこれが一番大事なのですが、ピロリ菌によって発現した胃潰瘍などの症状があると医療機関に認められなければ保険適用の対象にならないということです。

 

つまり、ピロリ菌を除菌したいだけで処置を受ける場合は、医療費用は全額の10割負担となってしまいますので気をつける必要があります。費用を抑えて除菌したい方にはがっかりな内容ですね。

 

なので、しっかりと除菌費用を低く抑えて保険適用がされる形でピロリ菌を除菌したいと思っているならば、ちょっとしたテクニックをする必要があります。それが今からご紹介する以下の2つの方法です。

ここで注意なのですが、この方法をやってもクリニックなどの医療機関から胃炎があると診断が下りなければ、恐らく保険適用できないかもしれませんので念のため!

 

その方法とは、以下の2つです。


  • 方法1:胃の検査の際に「胃炎がありそうなので、内視鏡検査をお願いしてみる」
  • 方法2:胃炎は「ピロリ菌の仕業ではないかということで、ピロリ菌の検査も同時にお願いしてみる」

 

この内視鏡検査で生体検査をやってもらい、胃炎が確認されたと診断が下れば、保険適用でピロリ菌検査も同時にやってもらうことができるようになります。当然除菌費用が抑えられます。

 

私は、この2つの方法を使って診断してもらい、胃炎が確認されたので、保険適用ということで同時にピロリ菌の検査も費用の3割負担でやってもらいました。

 

私の場合だと、保険適用で除菌費用がトータルで1万円も掛からなかったです。医療機関や保険適用の対象外だと、費用は1万円以上は確実に取られると思います。

 

医療機関によっては除菌費用が2万円以上掛かるところもあるみたいですね。これは実際にクリニックに行ってどのくらい費用が掛かるのか詳しく聞くしかわからないと思います。

除菌の成功率、つまり失敗例ってやっぱりあるの?

症例は少ないですが、失敗例はあります。ただし、この場合は二次除菌が認められていますのでご安心を。きちんと指示通りにやっていれば、二次除菌ができた場合の除菌率は95~97%以上に達するそうです。ほぼ100%に近いですね。

 

参考ですが、一回目の除菌率は75%前後だそうです。なのできちんと指示されたとおりにやっておかないと、しっかり除菌できないって事ですね。除菌に失敗する確率も必然的に上がると。

 

一番やってはいけないのが除菌薬の服用を途中で止めてしまうこと。しばらくたって再開した時は、ピロリ菌の耐性がついて除菌がもっと困難になってしまいます。いったん服用したら医師の診断がない限り、基本的に止めれないので気を付けてください。

除菌できた後の副作用が心配なんだけど、実際は?

これは人によりけりだと思いますが、除菌療法を始めると、まれに副作用が出ることがあります。よく報告されてる症状としては、「下痢」「軟便」「発熱」や「味覚障害」などが副作用として出てくる方もいらっしゃるようです。

 

ただし、これらの副作用が出たからと言って自分の判断で勝手に服用を止めることは避けてください。あくまで服用を続けながらも医師に相談してください。本当に副作用が出ているかどうかは医師の判断に任せましょう。

 

例外として、ひどい腹痛や下痢、血便、発熱、アレルギー症状などの副作用が出た場合は、もしかしたら、自分の体に合わなかった可能性があるので、すぐに薬の服用を中止して早急に主治医に連絡してください。副作用のレベルじゃすまない可能性もあるかもしれません。

 

ほとんどの方は、ピロリ菌の除菌薬を服用したことによる副作用は出ないといいますので、積極的に医療機関へ相談に行かれてみてください。もし、副作用で心配のある方はそこでお医者さんに直接聞いてみてください。

今回のまとめ

私もかつてはピロリ菌の保有者でありましたが、今は除菌もしてもらって、胃の調子も以前とは違い快調でございます。ですが以前は自分でもちっともピロリ菌を持っているという自覚がないほど胃の調子が良かったので、持っているかどうかすら分かりませんでした。

 

もしこのまま、ピロリ菌が居座り続け、胃炎になり、そして委縮して後に重大な病気になっていたかと思うと、ゾッとしています。もしよかったら、あなたもこの機会に胃の検査をやってみてはいかがでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。