mbackup17

PCでよく使う定番メールソフトといえば「Windows Live Mail 11、12」だと思います。これはWindows7時代からもっとも使われている定番のソフトであり、一番使いやすいと評価の高いソフトでもありますね。

 

今では家に1台しかPCを持っていないところはあまりなく、1人に1~2台は普通に持っているかと思います。

 

Windows7の時は、新しいPCを購入したらあらかじめプリインストールされていて、多少面倒ではあったもののメールアカウントの登録や、古いPCのメールデータの「インポート(取り込み)」「エクスポート(取り出し)」機能を使ってメールデータの復元を行っていました。

 

しかし、Windows8や10ではメールアプリ”が既定のアプリとしてインストールされていて、「Windows Live Mail 11または、12」が搭載されていません。しょうがないと思って使っては見ますが、実はこのメールアプリは結構厄介で、「Windows Live Mail」を使い慣れた者からすると非常に使いずらい代物なんです。

 

なぜ「Windows Live Mail 」が削除されてしまったのかはわかりませんが、ここでは今までの使い勝手のいい「Windows Live Mail 」の復活から、古いPCからのメール構成の完璧な移動、そして環境構築までを解説したいと思います。

スポンサードリンク

Windows Live Mailのメール環境の構築の前に

最初に注意しておきたいのは、ここでの解説は移行先のPCに初めてWindows Live Mailをインストールして使う場合の解説となります。既に移動先に「Windows Live Mail」をお使いの方は、古いPCから「エクスポート(取り出し)」した後、新しいPCへ「インポート(取り込み)」機能を使って1個ずつメールデータの取り込みをおこなってください。

 

まず初めに、Windows Live Mailでメールフォルダを“仕事用”とか“友人用”とか種類別にフォルダ分けして管理している場合があると思いますが、このような環境でWindows Live Mailに搭載されている「インポート(取り込み)」「エクスポート(取り出し)」機能を使ってメールデータを取り込むと、

 

フォルダの構成が再現されずにあちこちに散らばって復元されます。Outlook Expressの時はフォルダ構成を保ったままメッセージをインポートできたんですが、Windows Live Mailではなぜかそれが出来ません。

 

なので、「インポート(取り込み)」「エクスポート(取り出し)」機能を使わず、手動で環境の復元を行います。手動と聞くとややこしそうに感じますが、全くそんなことはありません。解説も画像付きで丁寧に説明していますので、順番通りに見ていってください。

新PCへのWindows Live Mailのインストール

mbackup11

まずWindows8~10に「Windows Live Mail」のソフトをネットからダウンロードして、PCにインストールします。

 

Windows Live Mailのダウンロード先はこちらから

マイクロソフト|Windows Essentials

 

「Windows Essentials をダウンロードする」から「ダウンロード オプション」のリンクをクリックしてください。次に「今すぐダウンロード」をクリックしてダウンオードしてください。

 

このソフトは「Windows Essentials」というマイクロソフトが用意したデスクトップで使える無料のソフトウェア集です。メールソフトの他、「フォトギャラリー」や「ムービーメーカ」など便利なソフトがワンパッケージ化されています。

 

新しいPCにダウンロードしたら、「wlsetup-web.exe」を実行して下さい。

we2012-1

Windows8では、初めて「Windows Essentials」をインストールする時、下記のような画面が表示されます。この時は赤枠の「この機能をダウンロードしてインストールする」をクリックしてください。

we2012-2

追加機能のインストール(Windows8のみ)が終わったら、赤枠の「インストールする製品の選択」をクリックして下さい。

we2012-4

次に赤枠メール」のみにチェックを入れて「インストール」をクリックしてください。インストールが開始されます。他の項目は必要ないのでチェックは入れないでください。

 

Messengerだけは必ずチェックを外してください。ほとんどの人は使わないだけでなく、PC起動中は常に常駐してしまうので邪魔な存在です。

we2012-6

インストール中です。

we2012-5

Windows Live Mailのインストールが終わりました。「閉じる」を押してください。次にスタートメニューから「Windows Live Mail」を探して起動してください。

 

メールの新規作成画面が出てきますが、無視して閉じてください。

 

移行先のPCでは最初に一度だけWindows Live Mailを起動してください。起動したら何もせずにそのまま終了してください。これをやることで移行先のPCではWindows Live mailを使うための初期環境が整えられますいうなれば“カラ起動”のような作業ですね。

 

これで「Windows Live Mail」の初期設定は終わりです。

 

次は古いPCから、移行先の新しいPCへフォルダ構造を保ったまま移行する手順に移ります。

スポンサードリンク

古いPC側のメールデータをバックアップする(フォルダ構造含む)

次に古いPCのメールデータのバックアップ作業に移ります。同時に電子メールのアカウントもバックアップしておいてください。

 

バックアップの手順は以下。画像をクリックすると拡大します。

mbackup1

初めに古いPCの「Windows Live Mail」を起動して、「オプション」→「メール(M)…」をクリックして「オプション画面」を開き「詳細設定」タブをクリック。

mbackup2

次に赤枠の「メンテナンス」ボタンをクリック。

mbackup3

赤枠の「保存フォルダー(F)…」をクリックしてください。

mbackup1

「保存場所」のダイアログが出てくるので、赤枠の中の文字列(パス)を全部選択(青色)して、右クリックしてコピーしてください。

 

mbackup4

次にスタートメニューを開き、先ほどコピーした文字列(パス)を以下の画像のように入力してください。

※入力した後「Enter」キーを押しても良いです。

mbackup11

次に「Windows Live Mail」のフォルダが出てくるので、それをクリック。

mbackup7 

次にこのフォルダの中の2つの「account{・・・・・」ファイルを削除してください。このファイルは、このPC用の環境設定ファイルなので除外します。移行先の新しいPCには必要ありません。

mbackup8

2つの「account{・・・・・」ファイルを削除したら、アドレス欄の赤枠内の「Microsoft」ボタンをクリックしてください。

mbackup9

次に「Windows Live Mail」フォルダを“USBメモリ”へ丸ごとコピーしてください。

mbackup10

そして、メールごとの振り分け設定をされている方は、このメールルールもバックアップしなければなりません。そのバックアップ方法ですが、「レジストリ」から取り出します。

 

その方法は以下。先に注意事項ですが、「レジストリ」だけは触り方を間違うと、Windowsやアプリの動作に支障をきたす場合がるので、この画像の手順に従ってバックアップしてください。メールの振り分け設定をされていない方は、この項目は飛ばしてください。

 

スタートメニューから「プログラムとファイルの検索」欄にregeditと入力して検索結果に出てきたrigedit.exeをクリックしてください。

mbackup5

するとレジストリエディタが出てくるので、以下の画像の場所まで辿ってください。

mbackup6

ファイルパスは「HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows Live Mail¥Rules¥Mail」です。

 

最後の「Mail」を右クリックしてメニューを出し、「エクスポート(E)」をクリックして、分かりやすいファイル名でこれも先ほどのUSBメモリ内に保存してください。

 

これで古いPCからの設定含むメールデータの保存は完了しました。次にこのメールデータを新しいPCへ移行する手順です。

スポンサードリンク

フォルダ構造とメールデータの移行手順

新しいPCでインストールした「Windows Live Mail」を一度起動して初期設定が完了したら、「AppData」配下に専用のフォルダが作成されています。

 

まず古いPCからバックアップしたUSBメモリーを、移行先の新しいPCに差し込んでください。

 

もう一度「Windows Live Mail」を起動して「オプション」→「メール(M)…」をクリックして「オプション画面」を開き、「詳細設定」タブをクリック。

 

メールの新規作成画面が出てきますが、無視して閉じてください。

 

次に「メンテナンス」から「保存フォルダー(F)…」をクリック。


「保存場所」のダイアログが出てくるので、ここの文字列(パス)を下の画像のように一部だけ「・・・Local¥Microsoft」選択(青色して、右クリックして出たメニューからコピーしてください。

mbackup13

次に、スタートメニューから「エクスプローラー」を立ち上げて、赤枠アドレス部分に先ほどコピーした文字列(パス)を張り付けて[ENTER]キーを押してください。

mbackup14

すると“システムフォルダー”が開きます。このフォルダーはこのままにしておいてください。

 

次に、先ほど差し込んだUSBメモリ内を開くために、別ウィンドウで「エクスプローラー」を開いてください。そして、USBメモリ内に保存した「Windows Live Mail」フォルダを選択して、キーボードの「Ctrl」キーと「C」キーを同時に押してください。

 

このフォルダーのコピー準備が整いました。先ほどの“システムフォルダー”に移り、今度はキーボードの「Ctrl」キーと「V」キーを押してください。

 

上書きの警告ダイアログが出てきますが、「はい」ボタンを押して、そのまま上書きしてください。

スポンサードリンク

メールルールの移行手順

メールルールの移行はものすごく簡単です。

 

というのはクリックファイルをクリックするだけで完了するからです。ではその手順を説明していきます。

 

先ほど古いPCから「レジストリ」を開いてメールルールを“ファイル”としてUSBメモリ内に保存しました。このファイルを直接ダブルクリックしてください。

 

すると、警告のダイアログが出てきますが、「はい」ボタンを押して操作を完了してください。

 

メールルールの復元・適用はこれで終わりです。

 

これですべて終了しました。全く同じフォルダ構成を維持したまま、別のPCへ完璧に「Windows Live Mail」を移行することができます。

 

あとは、きちんと環境が構築されているかWindows Live Mailを立ち上げて確認してみてください。

 

あとはメールアドレスの追加ですが、以下の画面より行ってください。

mbackup16

追加したメールアドレスでメールの送受信をやる際は、パスワードの入力を求められますので、必ずパスワードをメモ用紙などに書き留めておいてくださいね。忘れたら最悪ですよ(笑)

今回のまとめ

Windows Live Mailには、メッセージのインポートとエクスポート機能があり、別の環境に移行するのが便利なように作られてはいるんですが、フォルダ構造の復元までは考えられていなくて、新しい環境に移動してみたら

 

フォルダーがバラバラに配置されていたんです。非常に困りました。あの時は一つ一つ手作業でフォルダーを適切な位置に戻していたんですが、とても大変でしたね(笑)

 

なので、どうにかして簡単に移動できる方法がないものかと思って検索していたら、一番手間数が少なく確実に環境を維持しながら、新しいPCへ移動できる方法が見つかったので、ここに書いてみることにしてみました。

 

他の解説サイトもあるにはあったんですが、誰でも簡単に作業できるように解説したのがなかったので、私の備忘録としての意味もあります^^