1989年からスタートしたテレビ東京の人気の大食い競技番組の『TVチャンピオン』ですが、当時からいろんな大食い選手が誕生しました。
数々の大食いを勝ち抜いた選手たちは「フードファイター」と呼ばれるようになり、ジャイアント白田さんやギャル曽根、赤坂尊子さんが人気でしたね。今では世代交代で爆食女王と呼ばれている「もえのあずき」さん。
もえのあずきさんといえば「バクステ外神田一丁目」という女性アイドルグループの一員ですね。その他は通称“MAX”という愛称で呼ばれている4代目絶対王者の鈴木隆将さん。2015年大食い世界一決定戦日本代表になった“谷やん”が愛称の谷崎鷹人さんと
大食い選手権が誕生した第1世代から、現在の第5世代までとても多くのフードファイターが誕生しました。でも大食い選手権を見ているといつも思うのが、この人たちは何であんなに大量の食材が平気で食べれるのか?
今回は私たちとフードファイターの胃袋の仕組みの違いについて調べていきたいと思います。
もくじ
大食い選手と私たちの胃袋の大きさに違いはあるの?
大食い選手権でフードファイターが食べている様子を見ていると、みなさん体つきがとても細くスタイルが良い人ばかりなのに気づきますよね。
みんな華奢な感じでスタイル抜群です。特に爆食女王と呼ばれている「もえのあずき」さんに至っては、「あんな細い体なのにどこにそんなに食べ物が入っていくの?」って本当に不思議に思えてきます。
このことから大食いな人でもそうでない人でも身体的な大きさは、さほど関係ないんでしょうね。
フードファイターがすべての食材を食べ終わった後でも、見た目そんなにお腹は膨らんでいるようには見てとれません。
でも普通な食事量をとっている私たちが、フードファイターと同じ量を食べろと言われたら当然食べれるわけはありません。このことについてテレビの医療関連の番組内で言っていた事では、フードファイターと私たちの胃の容量はほとんど変わらないそうです。
もし変わる部分があるとしたら、それは胃の柔軟さと大きさ(最大許容量)らしいです。
食事後に胃が広がるときに、周囲の内臓の配置が胃の邪魔にならないような配置だったら胃の許容量までどんどん広がるらしいです。ここがフードファイターと私たち一般の人との胃の最大の違いらしいです。
大食い選手の胃袋の仕組みは?
5kg~6kg以上を食べることもあるというのに、目に見えて出ているところといえば本当にお腹だけなんですね。あれだけ胃に入っていった食べ物は一体どこに行ったんでしょうか。
先の項目でもお話ししましたが、フードファイターは毎日とは言えないでしょうが、普段から胃を鍛えているらしく、一度に大量に水を飲んだり、大量の食材を食べたりして意を少しずつ広げるトレーニングをしていると言います。
アメリカに渡った伝説のフードファイターの小林尊さんは胃を鍛えるために、ウエイトトレーニングをしたり、大会前には3ガロン(12リットル)の水を90秒で一気飲みして胃を広げているそうです。
彼曰く、プロの大食いアスリートとしてやっていく為には日ごろの胃のトレーニングが欠かせないといい、大会の数か月前から水を少しずつ飲み足していき、その量を徐々に増やしていくんだとか。そして大会当日に最大のパフォーマンスを引き出すんだそうです。
これについては医学の分野にそれほど詳しくないので、この説が本当かどうかは分かりませんが、このようなトレーニングをすることで胃を広げられるそうです。
考えてみれば胃はその全部が“筋肉”でできているので、トレーニングで胃を鍛えるというのは一つの有効な手段なんでしょうね。
それとフードファイターの胃は大きく広がっても、あばら骨やほかの臓器は邪魔をしないような感じに後ろへ追いやられたような配置になっているようで、これだけでも私たち一般人とは違い、一つの特徴的な身体能力だと言えそうですね。
胃は鍛えたら巨大化するの?破裂はしない?
これが一番気になる事ですね。
フードファイターに限らずとも胃は筋肉組織でできているので鍛えれば鍛えるほど柔軟性は良くなるそうです。でもそこは個人差があると思うのでみんながみんな同じようにできるとは限らないでしょう。
大きくなった胃に対しほかの内臓も邪魔することもなく、背中方面や下側にうまい具合に避けてくれるでしょうから、胃の限界まで広がり続けることは可能なんでしょうね。
じゃあどのような感じで広がるのかといえば、上に伸びたり、横に広がったり、前に出たりするみたいですね。特に興味深いのは背中まで広がっていることも。
こちらの画像を見たら驚愕します。ギャル曽根さんともえあずさんの胃のレントゲン写真です。
こちらはギャル曽根さんのレントゲン写真。
そしてこちらはもえあずさんのレントゲン写真です。
もえあずさんの場合は体の仕組みもフードファイター仕様に設計されているのか、驚異的な特徴でびっくりしました(笑)
それがこちらの画像です。
なんと脇腹まで胃が広がっているどころか、ほとんど動くはずのない肋骨があり得ないぐらいまで開いているんです。これはすごい(笑)
あんな小さな体で、とんでもない量を食べれる秘密はこんなところにあったんですね。ギャル曽根さんもそうですが、おそらく他のフードファイターも同じように上へ下へと柔軟に胃が広がるような体の仕組みを持っているんだと思います。
ここまで胃が柔軟に広がってくれると、鍛えられた胃の筋肉でしっかりと周囲の内臓の干渉を避けながら食べ物を消化していくので、食べ過ぎて胃が破裂なんてことはなさそうですね。
満腹中枢が壊れてしまってると胃の限界を超えてしまう事があるかもしれませんが、フードファイターは食べることのプロなので、現在の自分の胃の限界はちゃんと知っているはずです。
仮に胃の拡張が限界まで来てしまったら、食べる意思があっても受け付けないので、ここでもストップが来るでしょう。
今回のまとめ
年に何回かのスペシャル企画での大食い選手権となってなってしまいましたが、毎回のこの企画は楽しみでいつも見てしまいます。
そこで選手たちを見るたびに、あんな細い体でよくここまで大量の食べ物が入っていけるなぁ~と感心しています。
私も胃の位置がフードファイターと同じような仕組みだったら私も彼らと同じように大食いが出来たのかもしれないし、あわよくば大食い選手権に出られていたかもしれませんね(笑)