ホリエモンこと堀江貴文さんが格安宇宙ロケットを北海道のチームと手を組んで開発しているのは、知られている事と思います。
その格安宇宙ロケットが近々打ち上げられる可能性が出てきました!ひょっとしたらその瞬間をテレビで見られるかもしれませんね。
しかし、なぜホリエモンはロケットを作ろうかと思ったのか。そして莫大な開発費用が掛かると言われているロケット開発に乗り出し、その開発資金はどうやって得たのか?
今回はこの辺について調べてみます。
もくじ
子供の頃から宇宙に興味があったホリエモン
別の雑誌のインタビュー記事でホリエモンが言っていたんですが、子供の頃から宇宙が好きだったのが、そもそものキッカケだったとか。
そして、その時に見ていたアニメ映画の「王立宇宙軍 オネアミスの翼」がすごく大好きでこの映画を何十回も繰り返して見ていたそうです。これはどういうアニメなのかというと、ガイナックスが制作したSFのアニメ映画で、ロケットでの有人飛行を描いた映画。
そういうことがホリエモンの宇宙に行ってみたいという憧れと共に興味が沸き上がっていきます。
強い夢をずっと持ち続けたので実現が可能に!
そういう夢を持ちながら社会人となり、会社の社長となったあるときに、ロシアから宇宙カプセルなるのものを見つけてそのまま購入。その宇宙カプセルを購入したのは良かったんですが、いざ「その宇宙カプセルをロケットに載っけて飛ばすぞ!」
という段階なって宇宙カプセルを搭載するロケット本体を購入することになるんですが、そのロケットの値段が一般人ではとても手の出せるほどでないくらいに高すぎたんです。
当時、あの有名な会社の社長という地位で、お金も潤沢に手元にあったのですが、それでも手が出なかったとか。
堀江さんがインタビュー記事で言っていたのが「現在のロケット市場をほぼロシアが独占している。アメリカも有人飛行ができたスペースシャトルが引退してから、次世代の新型ロケットや、有人飛行手段が確立するまでは、ロシアのロケットを頼らざるを得ない。」と言い、
さらに「ロケット事業はロシアが独占状態だから、値段はいかようにも吊り上げることができる。こんなことだと何時まで経っても値段が下がらないので、ロケット事業が成長しにくい。だったら、1000万円程度で打ち上げることが可能な格安宇宙ロケットを自分たちの手で作ろうじゃないか!」
ということになり、同じような志を持った仲間が集まり、意気投合したんですね。しかし、その頃にタイミングよくライブドアの粉飾決算を巡る証券取引法違反容疑が発覚して結局は捕まってしまい、ブタ箱にぶち込められてしまいます。
宇宙関連の本をブタ箱で穴の空くほど見て勉強した
次のステップへさあ行くぞ!という段階で思いっきり腰をへし折られてしまうホリエモンさんはその時は相当凹んだらしいです。
だけど、その時に意気投合した仲間の一人、エンジンの主任設計者から“ロケットの図面”を差し入れてくれたそうです。ホリエモンさんはその差し入れてくれた設計図をずっと眺めていたそうです。
それからはまた格安の宇宙ロケット開発、ロケット事業に対する情熱がもう一度沸き上がり、いろんな本も相当読んで、旧ソ連時代のロケットに関する知識も豊富でかなり詳しくなったようです。
何年かのブタ箱生活から出てきたホリエモンさんは早速仲間たちと試行錯誤しながら格安な宇宙ロケットを完成させるべく研究や失敗をたくさん繰り返していきます。
実験と失敗を繰り返していく中で、どうしても資金が底をついていくようになります。開発資金というものが安定して続いていかないと、今までせっかく続けてきた経験が全部無駄になってしまいます。
いくら格安で宇宙ロケットが開発できるといっても、その開発資金は1年間で1億円は使ってしまうといいます。ホリエモンさんは格安宇宙ロケットの開発資金に自分のポケットマネーから出していると言っていました。
格安宇宙ロケット開発資金に毎年1億円出資しているホリエモン
「ロケット開発に年間1億円かかっている。その費用は全部僕が出している」とホリエモンさんが言っていました。あのライブドアの不祥事から一度はすべてを失い、丸裸になってしまったホリエモンさんですが、現在はロケット開発を行う専門の会社「インターステラテクノロジズ株式会社」に創業者として所属しています。
堀江さんが所属している会社の概要がウィキペディアに載っていなかったので、紹介したいと思います。
- 社名:インターステラテクノロジズ株式会社
- 本社:〒089-2113 北海道広尾郡大樹町字芽武690番地4
- 東京事務所:〒112-0005 東京都文京区水道2丁目6−3文京MMビル B102号室
- 設立:2003年5月
- 資本金:9,000万円
- 役員:代表取締役 稲川貴大
- 事業内容:ロケット開発
初号機の打ち上げに成功したら、今度はマイクロサットといわれる「小型衛星」を搭載して打ち上げることだとか。夢を追いかけるどころか実現可能にするマインドが凄いですね。
ロケットの開発資金はホリエモンさん自身が全額出しているそうです。しかし、一時期は文無しにまでなってしまったホリエモンさんはどこからそんな大金を得ることができているんでしょうか。
答えは「情報発信」
メインは有料のメールマガジン。様々なメルマガを配信していてそこから収益を得ているそうです。そのメルマガの月額料金は864円。現在ホリエモンさんの会員数は1万数千人以上いるので、その額はなんと年間1億円以上。
その他にブログからの収益や、本の出版、スマホなどのアプリの開発、テレビやラジオなどのメディアへの出演料など様々な活動からの収益で開発資金を得ているようです。
そして、そこから得た収入のほとんどを、ロケットの開発資金に充てているんだそうです。
さすがですね。「ITもいいけど、ITは若い人に任せて我々は宇宙に目を向ける!これからは宇宙の時代だ!」とホリエモンさんは言っています。
ちなみに打ち上げ要諦のロケットの名前は『モモ』と言います。なぜロケットの名前がモモなのかは分かりませんでしたw
でも「モモ」という名前は可愛いですね。多分このキャラクターが『モモ』だと思います。
今回のまとめ
予定では今月の7月か、来月の8月に打ち上げたいとか。堀江さんはロケット事業にかれこれ10年の歳月と数十億を費やして、幾度となく研究と失敗をしてきたんですが、ようやく長年の夢が実現しようとしていますね!
いざロケットを打ち上げれることになったら、絶対速報ニュースで紹介されると思いますので、今月と来月はテレビやラジオ、ネットニュースに注目ですね!