最近九州でエイズ感染者が急増しているというニュースがありました。
世界的に見て日本はエイズ感染者が少ないレベルの国としても言われていましたが、
ここ最近はそれを覆すかのように、特に九州で急激に増えていっているそうです。
なぜそんな事態になってしまっているのか、その理由を探ってみたいと思います。
もくじ
九州だけエイズ感染者がなぜ多い?
九州の他の地域、東京や大阪など都市部を含めて全国的に比べて見てみても横ばいなのに対して、
九州はというと特にエイズ感染者がダントツに多いという事が分かったそうです。
その状況は「危機的状況」なんだそうです。
その原因の一つとして、ここ最近は世界的にも日本ブームという事もあり、
海外からの旅行客や、日本に移住してくる外国人も増えてきていることが1個目の問題。
そして二つ目の原因としてはエイズを患う怖さの認知度の低さと、「エイズの予防啓発活動」の不十分さにあるそうです。
特に最近はアジアとの往来が増えてきたことで、外国から持ち込まれるケースが特に問題だと指摘されていますね。
九州はアジアとは一番近い地域です。
特に福岡は「アジアの玄関口」と言われるぐらい、中国や韓国などアジア圏からの旅行客がとにかく多いです。
ここに面白いデータがありました。
2016年のエイズ感染者の割合
福岡県:新規報告者数46人で、計92人とダントツで過去最多
2015年と比べて61%増で、特に40代や50歳以上が増加傾向にあり。
佐賀県:9人
熊本県:19人
佐賀県と熊本県もエイズ感染者がともに過去最多と記録されました。
2016年の地域別でのエイズ感染者の割合
関東・甲信越:695人(4%の増加はあるが、現状は横ばい)
近畿:265人(11%で減少傾向にあり)
九州:169人(32%も増加している)
【参考グラフ】
このグラフを見てみてもわかるとおり、「福岡県」だけが以上に増加しているのが分かりますよね。
福岡は「アジアの玄関口」と言われるぐらい、大陸と近い地域なので、仕方ありませんがそれでもこの急激な増え具合は異常です。
日本全国のエイズ感染者、または患者の内訳としては、
男性:約9割
感染原因:同性間性的接触(最多の約6割)
ということに。
でも実際はエイズが発症してから報告されるケースが際立っているそうなので、
これは氷山の一角と見て捉えた方がいいかもしれません。
まだ自分はエイズにはかかっていないと思い込んでいるが、
本当は“陽性”でエイズ感染に気づいていない人も潜在的にたくさんいるのではないかと思います。
エイズ研究の専門家は、「福岡を拠点に九州全域に広がっている印象がある」ということと、「まだ報告されていない潜在的な感染者はもっといるはずだ」ともおっしゃっていました。
これを聞くと本当に怖いですが、怯えてばかりでも先へ進まないので、
「ひょっとしたら?」と心当たりに思ったら、すぐさま検査を受けてみて“陽性”なのか、
“陰性”なのか調べてもらうだけでも感染拡大は防げると思います。
外国人の彼氏や彼女いる人、大丈夫ですか?
もしあなたに外国人の彼氏や彼女がいる人は、一度検査をしてもらった方がいいかもしれません。というかやりましょう!
検査を受けるだけでも、その後の対応もわかりますし、仮に“陽性”だったとしても今だったら治す方法もあるそうです。
昔はエイズというと不治の病に分類されていましたが、最近では研究が進み、初期で見つかった場合は治すことが出来るそうですからね。
これも科学の進歩ってやつです!
特に九州地方では中国人や、韓国人の方が定着して生活している割合が他の県よりも多いですよね。
必然的に国際カップルもできやすい地域なので、彼氏や彼女がエイズに係る前に、より「エイズ予防の啓発活動」に積極的に行動していってもらいたいなと思います。