ビタミンCが豊富なフルーツや野菜は、ジュースやスムージーにしたり、野菜と一緒に適度に食べ続けると美容効果が上がるとされています。
また以前はレモンなどの果汁を絞って化粧水を作って肌に塗ると美容に良いとされて一時期ブームになったことがありました。
ですがこの使い方は実は大間違いだったんです。今ではこのような使い方は絶対にしてはいけません!
これをやると逆に肌荒れの原因になったり、肌の老化が促進される原因にもなると言われています。人によってはアレルギー症状を発する場合もあるとか。
レモン果汁には日焼けを促進する感光物質が含まれている
なぜレモンを直接肌に塗るといけないのかというと、レモンに含まれている成分の一部に「ソラレン」という物質があります。
美容を気にしている人なら知っていると思いますが、このソラレンは“光毒性”を持っていて光に反応しやすく、紫外線を受けると過敏に反応して日焼けのしやすい肌にしてしまったり、何らかのダメージを受けやすい体にしてしまうんです。
なのでレモンに限らず日差しの強い日に、これらソラレンを多く含んだフルーツを食べた後、何の対策もしないまま外出して紫外線を浴びると、いつもより日焼けがひどくなったり、肌に痒みや赤みが出てきたり、ひどい場合は色素沈着、いわゆるシミの原因を引き起こしたりする場合があります。
ソラレンを多く含む食べ物はレモンだけでなく他の柑橘系の果物、そして野菜も含まれています。
ソラレンを多く含む他の柑橘系の果物は、
- 「ライム」
- 「グレープフルーツ」
- 「オレンジ」
- 「イチジク」
- 「キウイ」
- 「アセロラ」
など。柑橘系の果物はほとんど多かれ少なかれ入っています。
次に野菜系は、
- 「きゅうり」
- 「パクチー」
- 「セロリ」
- 「パセリ」
- 「しそ」
- 「三つ葉」
- 「大葉」
- 「人参」
- 「じゃがいも」
などです。
レモンを直接肌に塗るのは、もはやNG!
紫外線を吸収しやすいソラレンを含んだレモンを肌に塗って紫外線を浴びると肌荒れがより促進されてしまうので、レモン果汁やレモンジュースなどが肌に付いたまま外に出かけるのはやめましょう!
日焼けしやすくなるばかりか、色素沈着(シミ)の原因になってしまいます。
昔は肌の美容や保湿の為に、レモン美容液を作ったり、薄く切ったキュウリの輪切りを顔にペタペタ張っていましたが、実はキュウリも意外とソラレンを多く含んでいるんです。
なので今はキュウリパックを進めているところはあまりないです。
一部のエッセンシャルオイルや香水などには感光物質が含まれていることがあうそうなので、これにも気を付ける必要があります。
感光物質「ソラレン」はアレルギーの原因にも?
紫外線アレルギーって聞いたことはありますか?
外からの紫外線を必要以上に浴び続けると、肌に湿疹が起きたり、肌の腫れや水ぶくれなどが起きたり、頭痛やめまいも起こすことがあります。これは一般のアレルギー症状と同じような症状になったりします。
原因としては、遺伝的なのものと生活習慣によるものとに分かれます。
生活習慣によるものでは個人差にもよりますが、レモンなどソラレンを多く含む食べ物を長い期間ずっと食べ続けていると、紫外線に過敏に反応しやすい体になってしまい、紫外線アレルギーを発症しやすくなってしまうと言われています。
という事は、肌を労わりながらも、肌をきれいに保ちたいのであれば、フルーツや野菜の食べ方を工夫する必要がありますね。
肌荒れやアレルギーを防ぐ方法はある?
肌荒れや紫外線アレルギーを完全に予防する方法は難しいですが、ソラレンを含まない食べ物をだけを選んで摂取するというのは相応調べないとかなり難しいと思いますね(笑)
なので食べる時間帯に気を付けて摂取するのが一番いい方法なのではないかと思います。レモン等を食べた後は外出しないとか、外に出る場合は日焼け止めを塗ったり、日傘を使うなど。
基本的に上の項で上げたソラレンを含む柑橘系、セロリなどの一部の野菜系食材を食べる場合は、夜の時間帯に食べた方がいいのかなと思います。
今回のまとめ
いかがだったでしょうか。知っている人は知っている。知らない人は知らなかったんじゃないかと思います。
美容に気を付けている方は、ここに書いていることを見てみるだけでも日焼けやアレルギー症状になる率をグッと減らせると思いますね。