季節も変わり目に差し掛かり、これから寒さが厳しくなっていきます。
そんな中で注意したいのが免疫力の低下です。
免疫力は体内に侵入した外部の菌を撃退するための機能ですが、
体の冷え、睡眠不足、食生活の乱れなど様々な原因によって低下してしまいます。
免疫力が低下すると様々な病気のリスクが増してしまいます。
もくじ
免疫力の低下が原因で発生する怖い病気とは?
免疫力の異常によって起こりうる疾患としてアレルギー疾患があります。
アレルギー疾患では外部の異物に過剰に反応してしまい、体内に異常を起こしてしまいます。
その例として花粉症や喘息や蕁麻疹(じんましん)などが挙げられます。
また、免疫力の異常によって体内での免疫反応が強くなりすぎて起こりうる疾患が自己免疫疾患です。
自己免疫疾患では正常に機能している体の機能を異常とみなしてしまい、攻撃してしまいます。
これによって起こりうるのが、人体の結合組織に炎症や変性を起こす
膠原病(こうげんびょう)や免疫不全症候群などのリスクが高まります。
免疫力を高めるとガンだって撃退できる!
日本人の死亡原因で最も多いガンも実は免疫力と密接に関係しています。
人間の体の中には常に一定数のがん細胞が潜伏しています。
実はガンのリスクの指標はガン細胞が体内に存在するか否かでも
腫瘍があるかどうかでもなく、ガンの勢いと免疫力とのバランスが最も重要な点なのです。
つまり免疫力を高めるとガンを撃退することも可能であると言うことですね。
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免疫力を高める鍵は「腸内フローラ」にあり!
私たちの腸内には無数の細菌が存在しています。
腸内を顕微鏡で見るとまるでお花畑のように見えることからフローラ(花畑)と名付けられました。
人間の腸内には100種類以上の細菌が生息しており、その数は100兆個を超えます。
腸内フローラには大きく分けて三種類の細菌があります。善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。
この三つの理想的なバランスが“善玉菌2割”、“悪玉菌1割”、“日和見菌7割”です。
善玉菌は腸内のバランスを整える機能を担います。
次に悪玉菌は腸内の中を腐らせたり、有毒物質を作る菌で悪者扱いされていますが、
たんぱく質などの分解においては必要な存在です。
日和見菌はまだ解明されていない部分が多いですが、その時々で優勢な菌の方へ加担します。
腸内フローラを増やす3つの方法
最初にあげられるのが、食物繊維の摂取です。
ごぼう、たまねぎ、アスパラガスなどの
野菜や大根納豆などの豆類などが腸内細菌の餌となり、
腸内細菌の増殖を促すことができます。
次に発酵食品の摂取も効果的です。
ワインや日本酒、ヨーグルトやチーズなどの
発酵食品は腸内の悪玉菌の働きを抑え、
善玉菌を増やします。
最後にエクオールの摂取ですね。
このエクオールの摂取も腸内フローラを増殖させるのに役立ちます。
エクオールとは腸内フローラを増やすためのサプリメントです。
これは大豆が原料となっており、善玉菌を増やすことができます。
まとめ
このように腸内フローラの環境を整える方法は多数あり、
ガンや免疫疾患などの予防ができます。
病気になった後に苦しみながら治療費を払うより、
日頃から予防し続けることの方がコストも安く
幸せなライフスタイルと言えるでしょう。