絶滅危惧種のタスマニアデビル

オーストラリアのタスマニア島だけに生息しているタスマニアデビルですが、この珍獣は見た目が生まれて間もないツキノワグマのようで大人になっても熊みたいに大きくならないのが特徴の可愛らしい動物で人気ですね。

 

 

しかし、この動物は絶滅危惧種指定されていて、しかも今はオーストラリアに生息しているタスマニアデビルが現地で発生している伝染病に罹るのを避けるために、オーストラリア政府がタスマニアデビルを伝染病から守ろうと各国に協力を求めました。

 

 

オーストラリア政府の要請を受けたいくつかの国が協力に応じて、ニュージーランドアメリカ、そして日本に分散して飼育管理することが決まりました。

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東京の多摩動物公園で見れる!

オーストラリアのタスマニア州にある「トロワナ・ワイルドライフパーク」より協力を受けた東京動物園協会がオーストラリアからやってきた2頭のタスマニアデビルを東京の「多摩動物公園」に来園して飼育することになりました。

 

 

メインは当然伝染病の回避と種の保存ですが、ここは当然動物園なので2頭の可愛いタスマニアデビルを間近で見ることができます。日本に来日した可愛い2匹のタスマニアデビルは体長60cmで2匹ともメスです。見た目は熊みたいですが、カンガルーみたいにおなかの袋で子どもを育てる有袋類です。

 

 

それぞれの名前は、「マルジューナ(先住民族の言葉で「星」の意味)」と「メイディーナ(先住民族の言葉で「影」の意味)」と名付けられています。なんだかRPGのキャラクターに付けてもイケそうなカッコいい名前ですね(笑)

 

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生まれた年は2匹とも2013年5月1日です。生まれた年が一緒っていうことは双子なんですかね(笑)

 

 

見た目は小っちゃくて、赤ちゃん熊みたいですごく可愛いのですが、凶暴で激しい一面も持っているという事で悪魔を意味する「デビル」という名前が付けられているそうです。

 

 

でも赤ちゃんの頃から人に手懐けられていると、そうそう凶暴性は出さないらしいですよ。タスマニアデビルは抱っこされるのがとても大好きらしいです(笑)

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絶滅危惧種に指定されている!

タスマニアデビルはオーストラリア現地で発生している伝染病が原因で、生息数がたった20年間という期間で頭数がなんと5分の1以下と大幅に減少していて、国際機関によって約8年前に絶滅危惧種に指定されました。

 

タスマニア大学のレベッカ・カットヒルさんは「伝染病によって一気に全滅してしまうおそれがあり、こうした取り組みによってなんとか種を残していきたい。併せて、日本の人たちにも危機的な状況にあることを知ってもらいたい」と言っているそうです。

 

 

確かに絶滅危惧種と聞くとこれからこの種はどういうこの先を辿っていくんだろうとか思う一方で、なんとか絶滅の危機から救ってあげないといけない、どうやったら救うことができるんだろうとか思ってしまいますね。

一般公開日は?どこで見れるの?

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一般公開日は、6月11日の午前11時からです。もうすでに公開されてますので、東京の「多摩動物公園」に行けばもう見れますよ!

 

 

肝心の「タスマニアデビルはどこで見れるの?」ということで、飼育されてる場所ですが、「オーストラリア園のカンガルー広場」の隣の「ワラビー」の囲いの中にいるので、そこに行けば見ることができます。

今回のまとめ

絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルですが、伝染病から守るため、そして種の保存を守るためにオーストラリアから遠い日本までやってきて、東京の多摩動物園で大切に育てられています。実際に見に行きたい方は、そこに行くと見られます。

 

 

が、ただ一つ気になってるのは日本に来日したタスマニアデビルは2匹ともメスなんで、これから種の保存を、といった時に「なんでメスが2匹ともメスなん?」と疑問に思いました。

 

 

これから繁殖させるときはつがいを送ってきたら良かったんじゃないかと思ったりもしてるんですが、その内繁殖させる時期になった時はまた何か考えてるんでしょうかね。

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