イギリスが欧州連合(EU)離脱するかどうかの是非が国民投票で行われ、離脱派が残留派を票を僅差で抑えて正式にイギリスがEUから離脱することが決定しました。そのおかげで今まさに世界経済が大混乱しています。
国民投票直前までイギリスがEUから離脱するのか、留まるのか全く分からなかったのですがそんな中、安倍首相があることを発言したことで、ネットでは「予知能力半端ない安倍ちゃん凄げぁぇぇw」とか「リーマン・ショック級の危機から警告を鳴らすため未来からタイムリープした安倍ちゃん未来人説」などと話題になっています。
ここにきて安倍首相のリーマン・ショック級の大混乱の予言を見事に的中させた!ということが話題となり、安倍株がうなぎ上りになっています。
伊勢志摩サミットで安倍首相が警告!
先月の5月に伊勢志摩サミットが開催されました。そのなかで安倍総理から記者向けに4つの資料が配られたんですが、その資料のどれもに「世界経済の現状がリーマン・ショック前後の状況に近い」と書かれていて、これから来る情勢にしっかりと対応してほしいと各国に対して警告をしていたんです。
■配布された資料の中の1枚です。
引用元:netgeek
ところが、各国の首脳が「そんな馬鹿な」とか「考え過ぎだ」、「ここにきて何を言い出すんだ?」などと揃って安倍首相に対し、みな否定的な意見を述べていました。
ドイツのメルケル首相は「『危機』とまで言うのはいかがなものか」と発言していたり、今回世界経済を揺るがしてしまった震源地であるイギリスのキャメロン英首相すらも「そうした状況にはないのではないか?」と発言するなどして、今世界で起きている状況を甘く見ていたようです。
安倍首相は、英国(イギリス)がEU離脱することもこの文書でしっかりと予言していたんです。その文書がこれです。
この文書は、安倍首相率いる閣僚とブレーンが現在の世界の情勢を緻密に分析した結果です。この抜粋はその中の世界経済に関する分析結果です。赤線の部分。
でもこのあと、安倍首相が発言した通りに英国イギリスのEU離脱が決まったことで、EU諸国含めて世界がリーマン・ショック級の大混乱に陥ってしまいました。
イギリスがEU離脱したニューズが飛び込んだ当初は、市場はこの影響を大きく受けて為替は1ドル99円台まで円高が進みました。これは2年半ぶりの円高です。日経平均というと、前日比1,200円以上の大きなマイナス幅、日経平均株価1.5000円割れ、先物市場ではついに異例中の異例となるサーキットブレーカーが発動して今日の取引は終了しました。
いま世界経済にとって本当にまずい状況になっています。日本経済への影響も、とうぜん相当なダメージを受けることを覚悟しなければいけなくなりました。イギリスのEU離脱が正式に受理されるのはこれから2年後になりますが、イギリスがEU離脱を決定したことで、この先経済はどうなっていくのか全く見えてません。
安倍首相の予言が本当に的中した!
伊勢志摩サミットで安倍首相がこのまま何も手を打たなければ、必ずリーマン・ショック級の大混乱が起きると警告していたら、本当に当たってしまいましたね。
これは依然リーマン・ショックが起こった時に経済の分析をしていなかったから、という反省のもとに今回は安倍首相と官僚が今の世界の経済情勢を緻密に分析して作成したわけですが、この分析は間違えていなかったという事になりますね。
安倍首相はこれを見据えたことだったのか、来年増税するはずの消費税を2年後に延期しました。その時の安倍首相の判断は今思えば間違えていなかったという事になります。もし増税を決定していれば、恐らく日本が沈没するくらいの日本経済の大ダメージを受けてるとこだったと思います。
本当にイギリスのEU離脱が安倍首相の予言の通りになってしまいました。安倍首相の先を見通した政策は本当に評価したいです。今の日本の首相が自民党の安倍さんなので本当に良かったと思っています。
少なくとも今の政党が自民党じゃなく、アレだったら今の日本はマジで国が潰れる程度じゃすまない。日本終了だったんじゃないかと思うとマジでゾッとします。
G7の首脳たちも何をやってたんでしょうか。あの時に安倍さんの警告に素直に耳を傾けて対応してさえいれば世界を揺るがすほどの大混乱をうまく避けることができたんではないかと思ったんですが。
伊勢志摩サミットは問題提起と世界情勢の様々な問題を解決するための話し合いをするための場だと思うんですが、本当に伊勢志摩サミットを開催する意味があったのかと思ってしまいました。
ネットでは安倍首相の予言は正しかったとの書き込みが多数あります。
「リーマンショック前と似ている」 安倍首相の見解に批判の声も https://t.co/SWPWkZnOOx @HuffPostJapanから
安部首相がやっぱり正しかったやんけ!
— ともしぃ௵ (@tmosyi) June 24, 2016
NHK速報キター。安倍首相の言うリーマンショック級、その通りになったじゃねえか。
— 国際情勢入門 (@smallworldjp) June 24, 2016
「リーマンショック級」を周りから馬鹿にされつつも予見した安倍首相何もんだよ…
— PoN太(旧ノート君) (@Ponta_Note) June 24, 2016
安倍首相が伊勢志摩サミットで「リーマンショック前夜…」という話をした際、世界や日本のマスコミに嘲笑や批判をされたが、英国がEU離脱が現実的になって金融市場が大混乱してるのを目の前にして、誰も笑えない状況になっている… #tbs #ひるおび
— ひらひら (@Tm925Up) June 24, 2016
【今を思えば】
G7時、安倍首相が「リーマンショック並みの経済危機」を声高に振れ回っていたが、国内外のマスコミや各国トップも批判的だった。だがどうだ?イギリスのEU離脱濃厚で、まさに!リーマンショック再来だ!ある意味、安倍首相は予言者なのか?amatradeヴェリタス— amatrade通信社 (@amatrade) June 24, 2016
まとめ
安倍総理が直前で消費税を延期してくれたおかげで、多少はリーマン・ショック級の経済大混乱の波を避けれたわけですが、これから先は日本も何かしらの対策をしていかないとどうなるか分かりません。特に輸出産業はしっかりとダメージを受けることと思います。
イギリスに拠点を置く900社以上ある日本企業もこのままでは何かしらの事業変更や撤退などをしなければ、経営が困難になるかもしれないと予想できます。
あれだけ他国の首脳疑念を持たれたり、国内や他国のマスコミに叩かれたりもしながらひたすら世界の危機を訴え続けた安倍総理の先見の明というか先を見る能力、完ぺきな経済の分析能力の賜物によって生まれた予知能力ともいうべき力をいかんなく発揮した安倍総理はすごいですね。